
材料や構造によっては予想以上に費用が掛かることも
フルオーダー住宅は、購入者の希望を最大限に反映できる物件として注目が集まっていますが、費用がネックとなって購入を躊躇してしまう人も少なくありません。特に、経年劣化に強い木材をふんだんに使ったり、地震や風水害の被害を最小限にできる構造を選択したりする場合は、予想以上にトータルコストが大きくなることがあります。 また、海外製の希少な材料については、取り寄せのために日数を要したり、十分な量の材料が手に入らなかったりするケースもあるため、住宅業者の担当者とよく話し合いをする必要があります。なお、費用の負担を少しでも軽くするには、大量生産されている低価格で高品質の材料を選べるハウスメーカーに目を向けると良いでしょう。
間取りによっては将来の修繕や改築が面倒になることも
フルオーダー住宅の間取りは、担当者と相談をしながら比較的自由に選択できますが、室内の形状や広さによっては将来的に修繕や改築が困難になることもあるため注意を払いましょう。たとえば、近い将来に親の介護が必要となることが想定される場合には、バリアフリー工事に対応しやすい間取りを提案してもらったり、出入り口をなるべく広く設計したりするのがおすすめです。リフォームを含めたフルオーダー住宅の相談に対応をしている業者の中には、無料で各家庭のニーズに合った間取りのシミュレーションを行っているところもあります。そこで、リフォームのトラブルを防ぐためにも、早い段階から実績がある業者と連絡を取ることがポイントです。